新鮮で良質な水産物の安定供給に努め、
豊かな食生活の未来に貢献しています。
1950年の設立以来、当社は長きにわたり水産物の流通に携わってきました。2007年には新潟市中央卸売市場水産部に卸売業者として入場し、鮮魚品はセリを中心に、冷凍・塩干品は相対で卸売販売しています。社員はそれぞれ自分の担当分野を持ち、魚のスペシャリストとして力を発揮。イキイキと現場を駆け回り、お客様との良好な信頼関係を築いています。
水産物全般の卸売から冷蔵・冷凍、加工、配送までを一貫して行い、新鮮で良質な水産物を安定して供給することが私たちのテーマです。最近では、魚離れを食い止めるための試みや、水産資源の減少に伴う生産への挑戦など、新たな展開により豊かな食生活に貢献することを目指しています。
「海の豊かさ化を守る」目標を筆頭に、
5つのゴール目標に向けて取り組み中
当社はSDGs達成に向けて、5つのゴール目標に向けて取り組んでいます。魚食の普及、⽔産資源持続可能な管理と利⽤の実現、企業として余剰販売や廃棄といったロスの削減・撲滅への取り組みなどを実施しています。詳しくは当社ホームページの特設ページごご確認ください。
漁業界のSDGs!
国際認証を取得した漁獲方法の水産物を扱います
海の生態系や資源・環境に配慮した方法で漁獲、生産された水産物は「サステナブルな漁業」で獲られた水産物として、国際的な認証が認められています。 また、その認証を受けた漁業で獲られた水産物を、非認証の水産物と混ざらないよう厳密に管理・流通させる業者にも認証があり、私たち山津水産グループはその認証を取得。持続可能な漁業で獲られた「サステナブル・シーフード」の推進に尽力しています。詳細は、当社のホームページをご覧ください。
「おさかなマイスター」が大活躍!
小学校への出前授業で魚のおいしさを発信
子どもたちに魚の魅力や素晴らしさを伝え、もっとおいしく食べてほしい。そんな思いを込めて、当社では2013年から“イートフィッシュプロジェクト”と題して魚食普及の担い手「おさかなマイスター」の資格を持つ社員を中心に出前授業に取り組んでいます。
主な対象は新潟市内の小学校5年生。例えば「お魚には骨がある」というテーマでは、骨のある場所や、キレイな骨の取り除き方について授業し、実際にアジを丸ごと一匹食べてもらいます。それまで魚が苦手だったという子どもがペロリときれいに完食したり、「お魚が大好きになった」「もっといろんな魚が食べたい!」とのうれしい感想が毎回寄せられます。この活動により、新潟に息づく魚食文化を伝承し、子どもたちの豊かな食育推進につなげられたらと考えています。
1000tの水揚げを目指す大規模事業
佐渡ブランド銀鮭の養殖スタート
ニッスイの関係会社の弓ヶ浜水産とともにスタートした銀鮭やサクラマスの養殖事業が、順調に推移しています。胎内の養殖場にて飯豊連峰の清らかな伏流水で稚魚を育て、11月下旬頃から少しずつ海水に馴染ませながら佐渡沖の巨大な生け簀へ。給餌にも工夫を凝らしてコンピュータ管理し、良好な環境で大切に育てます。ゆくゆくは1000tの水揚げを目指す大規模事業です。
このうち銀鮭は「佐渡荒海サーモン」として新潟県内では当社が販売。資源の枯渇や漁業者の高齢化などが問題視されている今、養殖によって「生産」から手がけるのは一大チャレンジです。当社の新たな展望を示す取り組みとして、今後さらに力を入れていく予定です。